新海誠作品『秒速5センチメートル』第1話 桜花抄・遠野貴樹と篠原明里の恋はどうなるの?
『君の名は』で一躍日本のアニメーション界のトップ入りを果たした新海誠さん。沢山の素晴らしい作品を数々と送り出しています。今回は筆者も大好きな新海誠ワールドのひとつ『秒速5センチメートル』第1話についてご紹介していきたいと思います。
『秒速5センチメートルなんだって』
『えっ』
『桜の花びらが落ちる速度』
こんな会話から物語ははじまります。綺麗な声をしている声優さんです。(篠原明里役に近藤好美さん・遠野貴樹役に水橋研二さん)主人公は『中学生の男女の淡い恋の物語』です。遠野貴樹(とおのたかき)と 篠原明里(しのはらあかり)。二人は共に転校生で小学時代に毎日下校するくらい仲良くなります。毎日が楽しい日々。そんな生活に大きな変化が訪れます。
明里が親の転勤で栃木に転校することになります。泣きながら電話する明里。ショックで励ます事も出来ず、ただ立ち尽くす貴樹。二人の淡い恋はここで終わりを告げるのでしょうか?
お互い中学生に進学したある日、明里から手紙が届きます。毎日の他愛もない生活に色が付いてきました。相手からの手紙が楽しみになります。ちょっとした日常の話が手紙には綴られていますが、お互いの恋心は良くわかります。
そんな中またも二人には大きな障壁が現れます。なんて悲しい運命なんでしょうか。今度は貴樹が転向へ。それも鹿児島と簡単に行ける距離ではありません。貴樹は明里と会う約束をします。栃木の明里に会うために電車を乗り継ぎます。
大雪で電車は大幅に遅れて泣きそうになります。一方明里もずっと駅の待合室で貴樹の到着を待ちます。二人は出会うことができるのでしょうか?
ようやく約束の英気に到着する貴樹。そこには明里の姿がありました。二人は感動の再会です。ストーブのついた駅の待合室で明里の作ったお弁当を二人で食べます。心安らぐひと時です。
二人はこの後、お互いを暖め合い、一夜を共にします。そして早朝の便でのお別れです。この後、二人の再会はあるのでしょうか?作品はここで1話が終了します。2話コスモナウトへと続いて行きます。
新海誠作品の中でいくつもの愛の物語が展開しますが、この作品は主人公の遠野貴樹の一途な愛(恋心)を描いている秀逸の作品です。筆者もお気に入りの作品の一つです。今度はぜひ2話をご紹介したいと思います。ではでは。
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