任天堂・ソニーそしてゲームYouTuberは生き残れるのか?トレンド転換(Arcade・Stadia)
2019年に二つの大きなゲームサービス(新プラットホーム)がスタートします。今後大きなゲーム業界のスタンダードになるべくGAFAの2大巨頭が動きます。今回はアップルとグーグルのサービスの紹介と今後の戦略を映画や映像の世界で起こっていることを例に考察していきたいと思います。そしてこのサービスにより、今後考えられる未来を考えてみたいと思います。
今までのゲーム業界の主流はゲーム機を専用で開発して、その端末を通じてゲーム機をダウンロードしたり、ゲームタイトルを何千円と払って、そのゲームを楽しむという流れでした。ソニーのプレステや任天堂のSWITCH・マイクロソフトのXBOXなどなど。
二つめの大きな流れは、スマホ・タブレット端末でできる無料ゲーム+ゲーム内課金の仕組みも大きく飛躍しました。パズドラやモンスト・荒野行動などなど。
その中で今回、新たな流れとなるであろう『定額制(サブスクリプションサービス)』というサービスプランアップルの『Apple Arcade』とグーグルの『STADIA』のトレンドを追っていきます。
アップル『ARCADE』とは
Apple Arcade モバイル、デスクトップ、リビング(iPhone・iPad・Mac・AppleTV)で楽しめる世界初のゲームのサブスクリプションサービスで100タイトルを超える独占公開の新作ゲームを提供。選りすぐりのタイトルのコレクションでお客様が自由に制限なくプレイでき、広告が表示されたり、追跡型広告、追加課金の心配なく、ユーザーのプライバシーを尊重。
App Storeですでに成功を収めているアップルですが、その中で有料ゲームへの登録ユーザー数は無料ゲームのそれにかないません。また熾烈な競争に晒されています。ゲーム開発者への援助やクリエイターと密接に連携してゲームに命を吹き込みます。
Arcadeでは、App Storeの10億人を超えるゲーム好きなユーザーにお届けします。
Apple Arcade特徴
- 毎月定額制サービスで全てのゲームが楽しめる
- 広告表示がない
- 追加課金がない
- オフラインで楽しめる
- 登録者のデバイスを切り替えてもゲームを中断したところから出来る
- 1登録で約6人まで利用可能(家族)
- 2019年秋に150カ国(日本含む)以上でApp Storeの新しいタブより利用できる
- ゲームコンテンツーSonic Racing,ファンタジアなどなど100以上
Google Stadia
グーグルでも同じ動きがあり、ユーザーが両方利用できるような棲み分け・特徴があります。クラウドサーバーでゲームを制御するというコンセプトでゲーム機やゲーミングPCを使わずにハイスペックなゲームをプレイすることを可能にするサービスです。
Google Stadia 特徴
- Google Chromeを実行できるデバイスが対象(ほとんどです)
- ゲームストリーミング配信方式(オンライン)インストール・ダウンロードしなくて良くて、すぐにプレイできる。
- 毎月定額制でハイスペックゲームが楽しめる
- 2019年内でアメリカ・カナダ・一部の欧州諸国
- ゲームコンテンツーアサシン クリード オデッセイ・Doom Eternal・NBA 2K
- YouTube動画から即プレイ可能(ゲーム実況に革命が起こる)+スタディアコントローラーでYouTubeシェアボタンで配信が簡単にできる
- 画像が綺麗 4K
まとめ・任天堂・ソニー・ゲームYouTuberは生き残れるのか?
このようにハイスペックなゲームからファミリーで楽しくリビングでゲームまで幅広く定額制で利用できる環境が出来て来ています。今後このトレンドは一次的なものなのかどうかですが、間違いなく次のトレンドです。動画や音楽の業界ですでに一般的になっている定額制(サブスクリプション)。アマゾンプライムにネットフリックスなど動画・映像配信の業界では主流になって来ています。
その中でゲーム機を販売して、そしてタイトルごとに販売する仕組みが今後淘汰されていくことは必然でしょう。ユーザーにとって価格が魅力的ではないからです。どうする?任天堂・ソニーなどがゲーム業界を牽引して来ましたが、今後の巻き返しが楽しみです。少なくとも今と同じビジネスモデルでは通用しなくなっていきますから、なにか大胆な発想の転換が必要となるでしょう。
そして
一番大きな革命はYouTuberを誰でも簡単にできるようになる世界です。配信するための機材や編集など労力が必要なくなります。今ゲーム配信している人達が世界中に溢れます。