専業主婦の罪悪感を気にする必要はない・ドラマ『逃げ恥』に見る隠れたヒットの要因と専業主婦の年収額
今日の朝のテレビ番組で専業主婦の『働いてないことに対する罪悪感』についてアンケートを取っている内容が報道されていました。なんと30代で70%・40代の主婦で60%代と非常に高い結果が出ていました。日本では、あいも変わらず、働いていないと風当たりが強いのでしょうか?
賛否両論あるが、やはり一般的には、罪悪感を感じる女性が多いのではないでしょうか
専業主婦の賛否
12月13日のSNSまとめた記事です
ニコニコニュースのアンケートの結果での感想では
後ろめたさや罪悪感を抱いたことがあると回答した人からは、
「自分の稼いだお金でないと何となく自由に使うのに気がひけます」(40代)
「自分は何もしていないと思えて、嫌な気持ちになる」(40代)
「無職(主婦)という肩書きと、税金を納めないことについて肩身が狭かった」(50代)という自責の思いが寄せられた。また、
「夫ばかりが金銭的な負担を負っているから」(40代)
「専業主婦だとお金持ちと思われることがあるのが嫌だ」(20代)
「経済的に依存している気がして、罪悪感がありました」(60代)といった金銭面に対する負い目を感じる人も少なくなかった。中には「夫に、人の稼いだ金で楽をしていると言われた」(40代)という経験をした人もいるようだ。また罪悪感というより「自分自身の存在意義が無くなった気がした」というコメントも寄せられた。
news.nicovideo.jp (ニコニコニュースより)
産経ニュースでは『罪悪感がある』7割に
このように子供がいる家庭とそうでない家庭でも大きく違いがあるようです。筆者は専業主婦賛成派・働かなくていいよ派です。今回はドラマで『逃げ恥』が大ヒットを飛ばしましたが、実は専業主婦の方々や専業主婦賛成派からの視聴率貢献する流れもあったのではないでしょうか。
ドラマ『逃げ恥』ヒットの要因
恋ダンスが可愛い・特にガッキーと石田ゆり子さん
ガッキーの役が専業主婦に値段をつけた
月給計算19万円で年収に換算すると304万円。
時給2000円で家事代行サービスをするため津崎の自宅に通っていた“みくり”。しかし、住んでいる実家が引っ越すことになり、津崎に「いっそ住み込みで働きたい」と申し出ます。そして、両親には「結婚する」と偽って津崎とマンションで同居することになるのですが、契約を結ぶ際、津崎は“みくり”にこう提案するのです。
津崎「試算してみたんです。家賃、水道、光熱費等の生活費を折半した場合の収支。食事を作ってもらった場合と、外食との比較。毎週、家事代行スタッフを頼んだ時との比較。そしてOC法に基づいた専業主婦の家事労働時間は(年間)2199時間になります。
それを年収に換算すると、304.1万円。そこから時給を算出し、1日7時間労働と考えたときの月給がこちら。そして、(“みくり”の)生活費を差し引いた手取りがこちらで、健康保険や扶養手当を利用した場合の試算をしてみました」
(ドラマ 逃げ恥のワンシーンより)
専業主婦からの賛否が後押しに
今まで表立って専業主婦の家事労働に値段がつけられることはそう多くはなく、我慢し続ける主婦が多いのが実態ではないでしょうか。ある意味主婦を代弁してガッキーが切り込んでいったところにこのドラマの支持された要因があるのではないかと思います。
日本の社会でも男性が外に出て稼ぐものだという認識は根深いものがありますが、女性の社会進出が進み、政府も共働きを推奨している現状を見ると専業主婦自体の割合も減って来ていて、マイナー意見になってしまうのかもしれませんね。
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