藤井聡太・中邑菫も受けていた『モンテッソーリ教育法』日本で見直されている
中邑菫さんの教育法でも紹介された『モンテッソーリ教育』が日本で改めて見直されはじめている。これから子育てをされる方に参考になればと考えています。
マリア・モンテッソーリとは?
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出身:イタリア
生年月日:1952年5月16日
職業:医学博士・科学者・幼児教育者
イタリア初の女性医師
マルケ州キアラヴァッレに生まれた。19世紀、ローマ大学医学部に女性として初めて入学。当時は女性差別の残る時代だったため、入学後、男子学生と同室での系統解剖が許されず、別室で一人死体に向かいメスを取らざるを得ないなどの差別的処遇を受けたが、それらの逆境を乗り越え、1896年、イタリア初の女性の医学博士号を取得する。
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モンテッソーリ教育法とは?
1907年、ローマに最初に誕生した「子供の家」(Casa dei bambini)は、瞬く間に欧米を中心に広がった。特にアメリカでは2度にわたってモンテッソーリ・ブームが起こりアメリカ全土にその教育法が普及した。現在、アメリカの私立をはじめ3000箇所の子供の家がある。日本では1960年代に紹介されてモンテッソーリ・プログラムを導入する幼稚園などが創設された。
モンテッソーリ感覚教育
モンテッソーリ「子供の家」の教室に入ると、整然と並ぶ色とりどりの「教具」と呼ばれる木製玩具が目に飛び込んでくる。これらはモンテッソーリの感覚教育法に基づく教材で、モンテッソーリとその助手たちが開発した。モンテッソーリ教育法では教具の形、大きさは無論、手触り、重さ、材質にまでこだわり、子供たちの繊細な五感をやわらかく刺激するよう配慮がなされている。また、教具を通し、暗記でなく経験に基づいて質量や数量の感覚を養うことと、同時に教具を通して感じ取れる形容詞などの言語教育も組み込まれている。
モンテッソーリ自由な環境と過渡期
つねに子供を観察し、そこから学ぶ姿勢を貫いた感覚教育と子供の中の自発性を重んじる事である。どの子供にもある知的好奇心は、何よりもその自発性が尊重されるべきで周囲の大人はこの知的好奇心が自発的に現れるよう、子供に『自由な環境」を提供する事を重要視した。年齢ごとに子供たちの興味の対象が変わることにも着目して、脳生物学に基づく、様々な能力の獲得にはそれぞれの最適な時期『過渡期』があるとした。
モンテッソーリ教育資格
日本で取得できるモンテッソーリ教員の資格には、マリア・モンテッソーリが創立した国際モンテッソーリ協会が認定する国際免状と、日本モンテッソーリ協会などの団体が認定する日本独自の免状の二種類がある。教員養成の場としては、AMIから国際トレーニングセンターとして認可された東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンターが1975年に開所、またAMIから友好関係団体として承認された日本モンテッソーリ協会が1968年に発足し教員養成コースを開設・公認している他、いくつかの団体が養成コースを開講している。
モンテッソーリ教育を受けた著名人
- アンネ・クランク(アンネの日記著者)
- ジェフ・ベゾス(Amazon創設者)
- ラリー・ペイジ(Google創設者)
- ウイリアム王子・ヘンリー王子(イギリス王室)
- 藤井聡太(ふじいそうた)(将棋棋士)
- 中邑菫(なかむらすみれ)(囲碁棋士)
まとめ・感想
まともに子供を育てていくだけでも大変な時代に、親は子供の可能性を信じて、様々な教育方法について勉強していくことが求められている時代なんだと改めて感じた。親も日々勉強、情報化時代を生き抜いていく術を身につけていくことが求められている。